artist statement


東京大学と京都大学で情報を学ぶ
独学で絵を学び,学生時代,コミックの背景アシスタントやインスタレーション制作を行っていた
AIと人間の違いに興味があり AI生成画像を模倣した作品を制作している
人間でしか作れないと考えられる芸術
AIには何が足りないのだろうか?

しばしば 同業者(研究者・大学教員)の肖像画を制作する
写真を撮り 描いて 送る
この一連のアクションは AIと人間の違いの解の1つである
描くことから始まるコミュニケーションは人間にしかできない








ここには ビートの低音しか 響いてこない
さっきまで 高揚が もう 遠い
缶から溢れた タバコの匂い
リズムが 変わった

Oil, Panel S6, 2024
油画, 木製パネル, AI生成画像を模写






風の音 鳥の声
スピーカーから流れるフィールド録音
巨大の都市の冷たいつるつるのコンクリート
人々の喋る小声が 大きな残響となる

Oil, Panel S6, 2024
油画, 木製パネル, AI生成画像を模写






流れるピアノの旋律
ゆったりとしたビート
強い残響
都市の音楽

Oil, Panel S6, 2024
油画, 木製パネル, AI生成画像を模写






松脂をひく
これは随分古い楽器だから
以前の奏者達をリスペクトしなくてはならない
硬い木材 油は全て飛んでしまっている

Oil, Panel S6, 2024
油画, 木製パネル, AI生成画像を模写






ネオンランプの音
地下室の壁に反射する
ここにはもう誰もいない
ただ 人の気配は残っている 


Oil, Panel S20, 2024
油画, 木製パネル, AI生成画像を模写






廃棄された街
大災害の後 人々を去っていった
無人のアスファルトに 小動物の群れが駆けていく
もう恐れるものはない


Acryl, Panel S20, 2021
アクリル, 木製パネル, AI生成画像を模写






舶来ものの小さなアップライトピアノ
親密で暖かい音
埃が舞う部屋 音の破片が空気を震わす


Acryl, Panel S20, 2021
アクリル, 木製パネル, AI生成画像を模写

Eiji ARAMAKI, Ph.D. / 荒牧英治

Professor, NAIST, Japan
奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科・ 教授


Drawing works / 絵画制作

Reproductions of generated images, portraits of researchers, etc.
生成画像の模写,研究者の肖像画など.


Music works / 音楽制作

Beatless acoustic work with a sampling of abandoned old pianos. There are no humans here. But I can feel the presence of humans far away.
油画などの平面作品とマッチする古いピアノのサンプリングを用いたビートレスな音響作品を制作している.
人はいない,だが,人の存在が遠くに感じられる









ピアノフレーズのゆっくりとした展開 (2024)


雪の日の奈良先端科学技術大学院大学 (2023)


鳥の声,アップライトピアノ,コーラスの展開 (2022)


変則リズム:呼吸の連鎖 (2021)



________ ________ ________ ________ ________ ________ ________ ________ ________